実現力と潜在意識の深~い関係
☆潜在意識って?☆
実現力と潜在意識は切っても切れない関係。
引き寄せの法則などでよくでてくるだけに、聞き覚えはあるけど、なんとなく胡散臭い…と感じている人もいるんじゃないかな?
引き寄せの法則やマーフィーの法則っておまじないみたいに流行っちゃったからね😅
実際にはそんなに怪しいものではなく、単純に意識のすごく深い階層を指します。
時々「自分は潜在意識が使えない」という人がいるけど、そもそも潜在意識というのは「自覚していない・意識していない領域・無意識」を指す言葉なのね。
だから基本的に意識して使えるような代物ではないわけ。
潜在意識(無意識)の存在を発見したのは心理学者のジークムント・フロイト(1856~1939)。
心因的なものが原因で身体が動かなくなったりするヒステリー(今は解離性障害とか転換性障害と言われる)の研究を進めるうちに、人の意識には強力な作用を及ぼす、まだ知られていない領域があるのでは、と考えたのがきっかけ。
その後、フロイトの元で心理学を学んでいた、カール・グスタフ・ユング(1875~1961)が、患者の語るイメージに共通点があることや、世界各地の神話・伝承とも一致する点が多いことから、無意識の更に下に人類が共有する無意識領域「集合的無意識」があるのでは、と発展させていったのね。
無意識の存在が発見されて100年ちょっとしか経っていないため、現状ではまだほとんど解明されていない分野ではあるのだけど、PTSD(心的外傷後ストレス障害)など、心因性の症状を扱う場合、避けては通れない分野なので、今後研究が進むだろうね。
発見された経緯から分かるとおり、無意識(潜在意識)というのは、びっくりするほど大きな影響力があるのね。
なにしろ、機能的(医学的)に全く問題がないはずなのに、身体が動かなくなったり、目が見えなくなったりという現象を引き起こすレベル!!
現代では心因的なストレスも病気を引き起こす原因になるのはよく知られているけれど、これもまさに無意識の仕業なのです😥
こう書くとまるで無意識は悪さばかりしているように思えるかもしれないけれど、実はこれ大切な防衛機能の一つ。
過酷な状況を続ければ身体を壊すから、その状況を続けてはいかんと知らせるために、そういった症状を引き起こすのね。
PTSDも、本質的には命の危険がある危機的状況に二度と近寄らせないために起こる反応。
つまり潜在意識というのは、超優秀なアラームなのですよ♪
無意識と潜在意識は同じものなので、以降、潜在意識で統一しますね😊
☆潜在意識の働きを知ろう☆
意識の階層はざっくりみると↑こんな感じ。
階層はきっちり分かれてるわけではなく、グラデーションになっています。
私たちが意図的に動かせる部分は「意識(顕在意識)」だけ。
で、ここからが非常に重要なのだけど、図を見て分かるとおり、私たちがいう「意識」って一番上にあるよね?
これってつまり、私たちが感じている「感情・気持ち」とか「思考・発想」、さらには「態度・行動」など、私たちが意識している全ては潜在意識の上に成り立ってるって事なんですよ!!
例えば、潜在意識に「私は無力だ」という思い込みがあるとしよう。
すると、意識上の全ては「私は無力」をベースにしているから、何かやりたいことがあっても最初に浮かぶ発想は「できない・無理」になり、興味はあっても尻込みしてしまい、行動につながらない。
そりゃそうだよね。
誰だって可能性が0ならチャレンジする気になれないし。
でも、ここで知っておいて欲しいのは「能力的にできない」のではなく、ベースに無力感があるから動けなくなってるってこと。
先に書いたヒステリーの原理と同じなのね。
やる気とか意欲とかそういう問題じゃなくて、潜在意識に無力感が居座ってると、意識でいくら頑張っても動けないの。
潜在意識は、意識の土台だからね。
土台がボロボロなのに、上だけ頑丈にって無理でしょう?
でも、潜在意識にある無用な刷り込みさえ塗り替えられれば、意識上で必死に頑張らなくても、自然に発想も行動も全部変わってくるってことなんですよ!
ベースにあるのが「私は優秀」だったら、同じ状況でも、ごく自然にチャレンジ精神が湧くし、すぐに上手くいかなくても「私ならできるはず」って思えるから、投げ出さずにやれるわけ。
結果が出始めれば、自信もついてくるから、よい波に乗っていける。
自信があるからチャレンジするのではなく、ベースに肯定感があるから行動につながり、行動するから結果がついてきて、自信がもてるようになるっていう流れなのね。
つまり、行動できる人が備えている自信は、能力的なそれではなく「自己信頼」という、本来の意味の自信なわけ。
☆潜在意識を塗り替えるには☆
上記の通り、意識の階層はグラデーションになっているから、意識にあるものを潜在意識に落とし込んだり、潜在意識にあるものを意識化することは可能。
ただ、自覚できない領域が潜在意識だから、自分一人で潜んでいる問題を意識上に引っ張り出すのはかなり難しいんだよね🤔
内観とか瞑想とか、アファメーションとか色々やり方はあるんだけど、自分の事って客観的に見れないし、潜在意識にあるものって、基本、認めたくないものが多いから、知らず知らず目をそらしてしまい、なかなか上手くいかずに挫折しがち😥
ポイントとしては、まず最初に「能力的にできないのではなく、刷り込みがあるからできないと感じる」ということを、しっかり認識すること。
人の心って矛盾を嫌うので、無力感がベースにあるときは自動的に「できない理由」をどんどんみつけてくるわけよ。
でもこの現象自体が、あなたの潜在意識はこんなに優秀っていう証明だから、まずそこを自覚して欲しいのね。
赤ちゃんの時は誰もがろくに言葉も話せない、自分の面倒も見れないところから始まってるよね。
でも、現在あなたはこのブログを読んでいるでしょう?
この時点で確実に成功体験を持っているわけだよ。
できなかったことができるようになってるのだから。
振り返れば、昔できなくて今できることはたくさんあるはずなのね。
にもかかわらず、それらを全部スルーして、できない理由を次々見つけられるって、ある意味凄くない??
もし、ベースにあるのが肯定感だったら、どんなに失敗体験があっても全部スルーして上手くいく理由を探し出せるって事だよ!!
これがちゃんと自分の中に落とし込めれば、潜在意識の塗り替えはぐっと楽になります♪